Secure SketCHはセキュリティ対策の中心であり、メンバー全員の「共通言語」

株式会社 one visa

取締役COO 野田 勝 氏

Corporate Operation Division 町田 太朗 氏

評価」「対策」「改善」の全てのプロセスの中心として幅広く活用

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株式会社 one visa 取締役COO 野田 勝 氏

導入したきっかけ

セキュリティはどこまでやればいいのか?その指標となる「ベースライン」を探していた

野田氏:
 弊社は“one visa”というビザの申請・管理のための法人向けWEBサービスを運営しています。外国籍の人材を雇う際に必要なビザを取得するための手続きをサポートするクラウドサービスです。サービスの特性上、パスポート情報を始めとした個人情報を多く扱うので、もともとセキュリティ対策には注力してきました。物理的対策や技術的対策はもちろんのこと、従業員に「個人情報保護士」の資格取得を義務付けたりと人的対策にも力を入れています。

 その一方で「セキュリティ対策には終わりがない」ということも感じています。事業のスピードを落とすことなく、限られたリソースで、セキュリティ対策に取り組むためには、ゆるすぎず、高度すぎない「自分達に合ったベースライン」が必要だと気づきました。
 そこで様々なサービスや製品をリサーチする中でSecure SketCHを見つけました。評価の対象となるセキュリティ対策の項目が網羅的で、かつ最新の脅威にも対応しているところに魅力を感じて導入を決めました。

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Secure SketCHを選んだ理由

自社のセキュリティの現状を客観的に評価して改善につなげられること、FREEプランでも想定以上の満足感

野田氏:
 色々なセキュリティサービスをリサーチする際には、「自社の現状を客観的に評価できること」も1つの選定基準にしました。

 中には1回数十万円で評価できるような単発の評価サービスもありました。しかし、私たちはスナップショットのように“今”を切り取るだけではなく、継続的に評価をして対策を実行するというサイクルを回したいと思っていました。Secure SketCHはそれができるところに価値を感じました。

 そして、無料の「FREEプラン」から始められるので、導入のハードルが低かったこともあげられます。

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Corporate Operation Division 町田 太朗 氏

どのように活用している?

セキュリティ対策を実行するための「PDCAサイクル」の中心、ナレッジマネジメントにも応用

町田氏:
 私はコーポレート事業部門に所属し、法務・労務・経理といった業務に加えてセキュリティ対策推進を統括しています。Secure SketCHを活用することで「現状を把握」し、「対策計画を立て」、各対策の詳細ページ内に書かれているノウハウを元に「対策を実行」し、「振り返りを行う」、というPDCAサイクルを回すことができています。

 Secure SketCHでは、設問にすべて回答すると、私たちが実施すべき対策がいくつも提示されますが、その中でも「すぐに対応しましょう」と実施の優先度を示してくれる機能があります。この機能を活用して、優先順位の高い対策から取り組んでいます。その際、対策毎に書かれたベストプラクティスを参考にし、「今月はこの対策をやる」というように1つ1つを着実に対応するようにしています。

 特に私はセキュリティの専任ではなく、他にも複数の業務を兼務しているので、やるべきことを明確に示してくれるところが助かっています。
 さらにSecure SketCHから得られたノウハウや、対策を推進する上での気づきを社内のwikiにまとめており、セキュリティに関するナレッジマネジメントにも応用することで、効率的にサービスを活用しています。

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導入後の効果

定量的かつ客観的な「共通言語」で社内のメンバーがコミュニケーションできるように

町田氏:
 Secure SketCHではランクや偏差値などの、「定量的な指標」が用意されているので、目標設定や進捗管理の際にも、客観的に現状を把握できるようになりました。これまでセキュリティ対策を定量的に把握することは難しかったのですが、Secure SketCHを導入してからは「来期はAランクを目指そう」とか「対策を実施したら偏差値が2pt上がった」といったように、社内のメンバー間でSecure SketCHの指標を共通言語として、コミュニケーションができるようになったのが大きな効果です。

野田氏:
 私はCOOとして、業務の管掌領域が広いので、セキュリティに限らず各業務の詳細やアクションを担当者に任せています。マネジメントとして、その業務の現状や、担当者の判断ポイント、改善に向けた方向性の正しさをおおまかに把握したいと考えています。
 その点、Secure SketCHではカテゴライズされた評価結果から、自社が弱いところがひと目でわかったり、対策の進捗具合が数値で追えたりと、私が把握したい粒度で情報が得られるので、セキュリティのKPIを定量的かつ効率的に把握できるようになりました。

町田氏:
 また、one visaはISO認証(ISO/IEC27001)を取得しているのですが、その審査の際にSecure SketCHを活用してセキュリティマネジメントをしていることを伝えると、「Good Point」として評価してもらえたのが嬉しかったです。

 2013年度に規格改訂されたISO/IEC27001では、6.2項に「情報セキュリティ目的及びそれを達成するための計画策定」という要求事項があります。目的を作るだけでなく、目的の達成に向けた実施計画の具体化や進捗を測定できることなどがポイントですが、Secure SketCHによって「現状把握」「対策計画」「対策実行」「振り返り」のPDCAサイクルを実現できていたので、計画の進捗や達成度をわかりやすく伝えることができました。

今後の展望

お客様が安心して利用できるサービスになるために

野田氏:
 今後、one visaというサービスをプロモーションしていくためには、お客様にセキュリティの観点でも安心して利用できるという信頼感を持っていただくことが重要だと考えています。そのために、企業としてのセキュリティに対する姿勢を公開したり、Secure SketCHの網羅的な対策項目を使って、お客様にセキュリティの取り組みを体系立てて説明するなど、積極的にセキュリティをアピールしていこうと思っています。

 事業目標を設定する際、目標管理のフレームワークであるOKR(Objectives and Key Results)を利用しているのですが、今後はセキュリティに関してもSecure SketCHのスコアをOKRに組み込み、担当者と一体となって、セキュリティレベルをもっと向上させていきたいです。

 one visaの成長にはセキュリティは欠かせません。今後もSecure SketCHを使ってPDCAサイクルを回してセキュリティを強化し、お客様に安心してご利用いただけるサービスを目指します。

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本社にてone visaのミッション" World Without Borders "とともに