対象プラン
Secure SketCHの標準設問(75問)に回答すると、自社のセキュリティ対策状況が、5段階のランクや1000点満点中の得点・セキュリティの偏差値など、定量的な評価結果として確認いただけます。
本記事では、Secure SketCHにおける偏差値の考え方や、絞り込み機能を利用した偏差値(絞込)について解説いたします。
1. Secure SketCHにおける「偏差値」とは
Secure SketCHにおける「偏差値」とは、自社のセキュリティ対策状況が、Secure SketCHの標準設問(75問)に回答した企業の中で、どの程度の立ち位置にいるかを数値で示した指標です。
偏差値は「(自社の得点ー平均点)/標準偏差×10+50」で求められます。
※標準偏差について、より詳しく知りたい方はこちらをご参照ください
偏差値より、回答企業の中で、自社が上位〇%に位置しているかおおよその把握が可能です。
偏差値 | 40~ | 45~ | 50~ | 55~ | 60~ | 65~ | 70~ | 75~ | 80~ |
上位※ | 84.1% | 69.2% | 50.0% | 30.9% | 15.9% | 6.7% | 2.3% | 0.62% | 0.13% |
※正規分布の場合。各社統計データのばらつきによって数値は変動します。
2. 絞り込み機能を用いた場合の、偏差値(絞込)について
Secure SketCHの統計データのうち、「業種」「売上規模」「従業員規模」の条件から、自社の属性に近い同業種他社のデータを絞り込むことが可能です。
データの絞り込む方法については、比較対象の企業を絞り込むをご覧ください。
絞り込んだ条件に値する統計データを基に、平均点(絞込)や偏差値(絞込)が算出されます。
この時、絞り込む条件に値する統計データによっては、
平均点が低下するにも関わらず、自社の偏差値も低下するケースがございます。
例えば、自社の得点が300点であり、属性として ⓵業界:金融、⓶従業員規模:1000人未満である場合かつ、以下のようなSecure SketCHの統計データがある場合を仮定します。
⓵業界:金融で絞り込んだ際の統計データの例
自社 | A社 | B社 | C社 | D社 | 平均点 |
300点 | 1000点 | 900点 | 800点 | 0点 | 600点 |
⓶従業員規模:1000人未満で絞り込んだ際の統計データの例
自社 | E社 | F社 | G社 | H社 | 平均点 |
300点 | 600点 | 600点 | 500点 | 400点 | 480点 |
上記の2つの統計データの、それぞれ平均点は
① 業界:金融 600点
② 従業員規模:1000人未満 480点
となり、⓶の方が⓵よりも低い平均点となりますが
自社の偏差値はそれぞれ
① 業界:金融 42.2
② 従業員規模:1000人未満 34.6
となり、⓶の方が⓵よりも、自社の偏差値が低くなるというケースが起こりえます。